香港の作曲家・ピアニストであるマンチン・ドナルド・ユー(Man-Ching Donald Yu:余文正)氏から、氏の最新の吹奏楽・管打楽器関連の情報を頂きましたので、ご紹介します。
まずは恒例のバイオグラフィーです。
今回は作曲家の部分について書いていきます。
マンチン・ドナルド・ユーは1980年、香港生まれの作曲家、ピアニスト。
室内楽、声楽、エレクトロアコースティック、中国の伝統楽器を使用した作品から、オペラ、合唱作品、交響曲まで、数百もの作品があります。
作品はヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界中の数々の音楽際で演奏され、また多くの楽団によって演奏されています。
作品の主な出版社はEdizioni Sconfinarte (イタリア), Helm & Baynov Verlag (ドイツ), Verlag Vierdreiunddreissig (ドイツ), Scherzo Editions (オランダ), Zimbel Press (アメリカ)などで、またAblaze Records、Albany Records、Zimbel Recordsなどでレコーディングが行われています。
音楽理論家としても高い評価を受けています。
ピアニストとしての勉強を終えた後、オーストリアのモーツァルトウム・ザルツブルグ国際サマー・アカデミーでの作曲の勉強をさらに進めるための奨学金を受け、その後博士号を取得しました。 香港バプテスト大学の大学院研究助手の支援を得て作曲と音楽理論を学び、 2007年以降、多くの組織からさまざまな賞、助成金、栄誉を受けています。
さてそんなユー氏の最新の吹奏楽・管打楽器関連の情報ですが、2016年10月8日にアメリカ・ミズーリのトルーマン大学で行われた「New Horizons Music Festival」において、「Tower for clarinet and piano」の初演が行われました。クラリネットはDr .Jesse Krebs、ピアノはDr. Lok Ng。
吹奏楽作品は少し前になるのですが2014年9月22日に吹奏楽、ピアノとオルガンのための「Heavenly Justice」が、Khmelnytsky philharmonicによって初演されています。
同じく2014年には、11月27日にクラリネット、フルート、バスーンのための「Spring Flower」、10月25日にクラリネット、トランペット、ピアノのための「Wind from the South」が、それぞれ初演されています。
吹奏楽作品はいまのところ「Heavenly Justice」くらいになりますが、上述の「Spring Flower」の映像があるのでご紹介します。
「Spring Flower」はコンテンポラリーな感じがしますが、他の編成の作品を聴くとそうでもない。今後も要チェックです!
(ユー氏の作品の一部はWind Band Pressと同じくONSAが運営するGolden Hearts Publicationsから出版されています)
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